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曲の感想


ごく個人的な曲の感想です。


さよならなんて云えないよ

死のイメージを強く感じる曲。

友達が死んでその魂を見送りに行くことになる。
死んだ男と自分と、つるんでたみんなで車に乗って港に出る。
南風が来て彼は船で旅立つ。

というような情景を想像した。

夢が覚めたら「あれはあり得ない風景だったが良かった」かななんか言って
普通の一日が始まる。



小沢さんがこの曲を出したころ、
小室哲哉もなにかの曲の中で「Black or White」の同じところを引用していたことがあった。
もっと引き伸ばして。
(と思う、記憶違いかもしれないけど。)

あれは、「マイケルを引用しちゃうところを引用された」
と思ったのだが、どうだったんだろう。




指さえも

小沢健二がこんな甘いラブソングを作るなんて!
と驚いた曲。
純粋なラブソングなんか作らないと思っていたのに。

最初に聞いたときはてっきり「片思いの曲」だと思っていた。
「嘘かまことか」のところは幻を見てるところで、
最後の一行も夜ベッドの中で「テレパシーしてるつもり」かなんかだと。

そこまで曲解して「片思い」だと思ったのは、
試聴機バージョンの小沢のボーカルがものすごく「切なそう」だったからだ。
CDになったら「嬉しそう」になっていた。

あのボーカルの変化は「自分にとって個人的だったものが伝わった」ことと関係あるのだろうか?



これをヘッドフォンで聞いて散歩すると気持いい。
何たってテンポがいい。
聞いているとなんとなく「踊っている人」が見えるような気がする。
そう思ってたらプロモビデオで実際砂浜で人が踊っていたので嬉しかった。


ただ、私の想像では
「カメラ!カメラ!カメラ!」の女の人たちみたいに、
どちらかというと素人っぽい感じで、
たん♪ たーた♪ たん♪
と躍っているようなイメージだった。




天気読み

最初に聞いたときはなんだか分からなかったけど、
聞くほどに味の出てくるスルメ曲。

ベースがかっこいい。
すごくかっこいい。
自分がベースを弾ける人でないことを悔やむ。



天使たちのシーン

この曲の中には大好きな歌詞がいっぱいあるけど、
とくに「真珠色の…」から始まる一連が好きだ。
「パステルズバッジ」や「レッドフラッグ」にも出てくる
この辺のイメージは、20代の人間には超ツボだと思う。
風船を気にしてる人が、それでもちゃんと地に足をつけているのがいい。



ところで、この中に出てくる
「雪をはらいはね上がる枝」みたいのを私も見たことがある。

真夏に部屋においてある鉢植えが、
茹でたほうれん草みたいにしおれてしまったことがあった。
「これはもうダメだ…」と思いながら水をあげて本を読んでたら、
ときどき「かさ。」とかいう音がする。

「さっきあげた水が乾いて葉っぱが動いたのか」と思ったら違った。
水を吸いあげた葉っぱが持ち上がって、
飛び跳ねるときの音だったのだ。

びっくりしてそのまま見ていると、30分くらいでもとのぱりっとした姿に戻ってしまった。
驚いた。




カウボーイ疾走

中間のオルガンにしびれる。
ほんっとうに、カッッコいい!


あと「錠剤を噛みしめ/蛇口をひねり」のところの歌詞にぞくぞくしてしまう。
なんで、何がいいのか分からないけど、ものすごくイメージを触発される。

あれは何だろう?




ダイスを転がせ

(そういえばこの曲のときも、TKは「tumblin' dice」出してたよなー。偶然だろうけど。)


「けっこう体はボロボロ/だけどやらなきゃ悔いが残るだろ」はいいね。


あと歌詞ではなんといっても「腰に引っ掛けたSmith&Wesson」。
赤面して「そ、それは言わない約束」とか言いながら
後ずさりしてしまう。
でも嬉しい。=^.^=♪

みたいな。


それにしても「会社」ってとこはダメですねえ。
大体、視聴者とミュージシャンに分かってることが、レコード会社には分からなくて、
読者と作者が分かってることが、編集者には分からなかったりする。
「試聴機ジャック作戦」て。




ぼくらが旅に出る理由

舟に乗っているときこれを聞いていたら、
すごいスピードで後に飛んで行く景色と
この曲の疾走する感じがはまって気持ちよかった。
船旅に行く人はぜひ試してみて欲しい。

歌詞に出てくる「何を書いたかは内緒」だという手紙の中味は、
でも多分小沢の他の歌詞の中に書かれている気がする。




痛快ウキウキ通り

冒頭の「プラダの靴が欲しいの」のところが、いきなり嘘っぽい
それまでの「マーク外す飛び込みで…」とかの異様なリアリティからの随分な差。
小沢チョンガーだな、と確信した瞬間(死語)。

それにしても「小沢くんの歌、長くてカラオケで歌いにくいなー」と思っていたら
ちゃんとこうやって短い曲を作ってくれるあたり、
ほんとに「オザワ、分かってやがるな」という感じ。
えらいよ。

この曲もベースがかっこいい。




おやすみなさい、仔猫ちゃん!

この曲のサビで、勝手に3度上でハモるのが好きだ。
「空へ高く少し欠けた月♪」のところで不思議なメロディが出て来て楽しい。



タイトルはバート・バカラックの引用らしい。
そういえば前にインタビューで
「高校のとき作ってた曲はバカラックみたいにひねったコードで、全然だめで。」みたいなことを言っていたっけ。
今は直球多めみたいだ。





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