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小沢雑感
8
ツヅキ!
ホクロ
小沢俊夫さん作の吾妻中学校校歌の動画を見た。
小沢さんのお父さんは穏やかで優しいお人柄のようで、
分かりやすい話の中にちらりと情熱があって、かなりの好人物のようだった。
そのお顔にある、意外に大きなホクロ。
ラブリーの源はお父さんかもしれない。
小沢健二の照れ1
よそさまの掲示板で話していてふと思ったこと。
「タモリの昨日は去年だった」で、イントロあてクイズの時、
わざと「Black or Wihte」と答えてうけをねらっていた、
という話を前にもここに書いた。
あれは「自分の曲名を言うのが恥ずかしかったから」ではないか。
前後で出演者の曲が出題されて、自分のもくると分かってる、
しかも他の人は答えなさそうな「さよならなんて云えないよ」。
で、「来たらこうボケよ(てやり過ごそ)う」と思っていたんじゃないかと。
サタデーでも曲紹介で「次は小沢健二さんの『○○』です」とか自分で言ったりして、
ちょっとテレが出ていたことがあった。
照れ2
そんな小沢さんが照れをとっぱずして、
照れるようなところをわざとねらって書いたときの爆発力はすごかった。
「戦場〜」の消されちゃった部分の歌詞とか。
「スミス&ウェッソン」とか。
照れ3
やたら有名どころを引用するのも、もしかして照れのせい?
自分の作品をそのまま出すのがなんなので、
ちょっとリボンをかけて…みたいな。
「球体」→「エクレクティック」と進むにつれ、
"引用"って減ってきたし。
いや分かんないけど。どうかな。
ボケ
イントロクイズの答えもそうだけど、割とよくボケる人だと思う。
照れる割りに、ウケをねらう。
Mステで、大関のCMに出ている事から酒の話になって、
タモリに「お酒飲むの?」と聞かれ、
「ほどほどに。だってそんなにたくさん飲んだらCM出れないじゃないですか」とか。
「なんでやねん!」っていう突っ込み、絶対待ってる。
タモリは気づかなかったのか何も言わず流していたけど。
ラジオでも、フォーカスについて「組み合わせ間違ってることあるよね」とか言ってたっけ。 (←捨て身だな!)
この人がコンビを組むなら、相手はやっぱり突っ込みタイプがいいのだろう。
と思ってふと考えて見ると、小山田さんも突っ込みではなかった。
表面は舌鋒鋭い突っ込みみたいだけど、
芸風(?)的には率先してネタをふる、ボケタイプのように見える。
やっぱりコンビはボケと突っ込み!に限るのか。
下世話な話再び
また、下世話な話でなんですが。
「オールナイトニッポン」で小沢さんは
「僕の仔猫ちゃんはゲーノージンとかじゃありません」と言っていた。
それを聞いて「あ、そうなんだ」と普通に思った。
だって、もし仔猫ちゃんが、噂されてたように女優さんだったら、
小沢さんもう自分から言うと思うのね。
もう、聞かれてもいないのに。ぺらぺら。
なぜならHEY3でその話したとき、自分から進んでしゃべっていた。
誰も聞いてないのに。
あれは相当ノロケたかったんだと思う。
そんな小沢氏がわざわざ「芸能人じゃない」と嘘ついてまで隠すとは思われないのであった。
そりゃあ女優さんだったらいいけどさあ。あの人だったらいいよ。
でも実際はもっとこう、ふっつーの素人の人とかで我々は多分もっと生々しく嫌…てこの話もう古いですよね。すみません。
デビュー曲
ミュージシャンが一生に目指す音楽は、デビュー曲に詰まっているという。
小沢さんがああして色んな方向に触手をのばして
最終的に作るものは、「天気読み」の世界かもしれないと思った。
LIFE IS COMIN BACK
「LIFE IS COMIN BACK」というのは、「日常がかえってくる」という意味だとずっと思っていた。
「芸術家」みたいな特別な認識をやめて、市井になるというか。
でも普通「人生を取り戻す」ととるようだ。
そう言われて見ればそうだ。
当時はなんか読んだものに影響されていたのだと思う。
でもまあ、そのまま「LIFE IS COMIN BACK」が込めた意味なのかもしれない。
例の「口が言いたかったことを出しただけです」ってやつ。
重層的な歌
小沢さんの歌詞で、もう一つ和歌の技法に似たとこを見つけた。
一つの言葉にいくつもの意味が重なっているところ。
例えば和歌では「我が身世にふるながめせしまに」が有名だけど、
小沢さんで言うと「今夜はブギーバック」の「甘い甘いmilk&honney」のところとか。
ここにはとてもエッチな意味が隠されていると言われていて、
それは確かに小沢が込めた意味の一つだと思う。
でももう一つ、ダイレクトに伝わってくる「そういう濃密な、甘い甘い気持ち」という意味も
本当にそのまま表しているのだと思う。
エロな隠喩を唯一の読みにしてしまうとつまらない。
もちろんそれを無視して読んでもつまらない。
エロな読みの取り扱いには注意したいものだ。
セルフポートレート
小沢さんは人の顔について「鏡や写真を撮るときのその人の顔と、素の時のその人の顔は違う」
というようなことを言っていた。
それと絡んで、「写真には、撮った人が撮られた人ををどう思っているかが出る」と思う。
メイプルソープというゲイの人の写真展を見にいったら、
男性の裸体がやたら肉感的で色っぽく、女性の裸体は野菜みたいだった。
「主観てものすごく写真に出るのねー。」と思ってびっくりした。
(たまたまかもしれないが。)
それで「アウフォト」の、小沢さんの撮ったセルフポートレートがずっと見てみたかった。
小沢さん自身は自分のことをどのようにとらえているのか?
ドキドキしながらそのページを開いてみると→→
→→そこには、ニカっと笑ったしょうゆせんべいみたいな顔が!
…小沢さんて、自分のことこういう風に見てたんだ。
自分のこと「モテる」とか豪語してたけど、そっかぁ。
村上春樹
春樹ファンで小沢ファンの人も多い。
しかしごめんなさい、私は春樹が得意ではない。
個人的に小沢的な方向と正反対のものを感じる。
例えば神様に会うことがあったとする。
吉本ばなな → 「ありがとう」と言う。真顔で。
小沢健二 → 同じことを親指をクイっと立てることで表現する。
村上春樹 → 「コノバカヤロウ」と神には分からない言葉で言う。さわやかに笑いながら。
みたいな感じ。(すみません、勝手なイメージです。)
でも春樹さんと似てるというファンの人も多いので、
小沢健二と何か共通点とかあるのかもしれない。興味深い。
〜おまけ〜
小山田圭吾 → 神が見ていないすきに、サッと椅子をひく。神様にいたずら成功。素早くカーテンに隠れる。
トムとハック
小沢さんは「トムよりハックにあこがれる」みたいなことを言っていたが、
ハックは小山田さんの方な気がする。
小沢さんはものすごくトムっぽい気がする。
トムと「長山くん」と「花輪くん」を足して、「ブー太郎」で割ったような。
複雑ですな。
芝居
「僕らが旅に出る理由」のPVを見ていると「コイツ半端じゃないな」と思う。
何がって、テレビカメラに向かってあんなことできるところが。
想像してみて欲しい。
鏡のないところで「鏡に向かって身じたくするふり」ができますか。
しかも、カメラのレンズに向かってそれを数分間保つ。
周りに目線用の鏡ぐらいは置いてあったのかもしれないけど、それにしたってカメラの位置に「鏡」を想定してやってるのは確かだ。
照れるのかと思えば、けっこう照れない。
おまえは役者か、と。
(あっ、あとメガネ姿を披露してくれたのも嬉しかった♪)
テンション
「痛快ウキウキ通り」もよく出来ていた。
あれをワンカットで撮るのは相当苦労すると思うんだけど、
スタッフ一丸となってばかばかしいことをやってる感じが良かった。
ここで上着ぬいで、ここでまた着せようぜ、とか緻密な計算を。
それにしてもこの人はワンカット長回しが得意なのだろうか。
一歩でもずれたら歌詞とずれてしまうだろうに、ずれない。
常に画面の右端の位置をキープしていて、ずれない。
どこでどんな人が出てきてどんなアクションをする、というのを3分間ぶん覚えている。
そういうのを間違えずにやりきるテンション、
=なんか内側からくる肯定のようなもの?
も小沢健二の真髄の一端だよなー、と思って見ていた。
扉
2005年2月現在、公式サイトには「扉」しかない。
デザイナーさんの作ったフラッシュしか置かれていない。
「光」とか「双方向性」みたいなテーマも見えなくはないけど、
ディスコグラフィすらなくなってしまっている。
あれはやっぱり「音楽しか聴かないでいい」ということなんだろう。
作品だけで判断して欲しいと。
果たしてHPというのはアーティストの作品なのか、事務所の業務じゃないのか、という気もするけど
「ちゃんとした行動しかしない。」というのも一つの選択ではある。
他の人が大体そこで妥協してるから、小沢ぐらいそっちでもまあいい。
ただし、寂しい。
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2005.02.08
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